塗料・工法
弾性塗料で横浜のモルタル外壁ひび割れを防ぐ|厚膜型・微弾性・超低汚染の選び方
横浜市内には1970〜1990年代に建てられたモルタル外壁の住宅が多く残っています。これらの住宅では外壁のひび割れ(クラック)が年々進行し、雨水侵入による躯体劣化が深刻な問題となっています。弾性塗料はクラックに「追従」する柔軟な塗膜で雨水侵入を防ぐ特殊塗料です。本記事では横浜市のモルタル外壁向けの弾性塗料の種類・施工方法・費用を解説します。2026年5月時点の情報を掲載しています。
弾性塗料の種類(厚膜型・微弾性・単層)
弾性塗料は「単層弾性(薄膜)」「微弾性フィラー+上塗り」「厚膜型(下地調整材)」の3タイプがあります。クラックの大きさ・数・外壁材の状態によって適切な種類が異なります。
| タイプ | 塗膜厚 | 対応クラック幅 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 単層弾性上塗り材 | 0.15〜0.3mm | 〜0.1mm(微細) | 上塗り1回で弾性機能。軽度クラック向け |
| 微弾性フィラー(中塗り)+上塗り | 0.2〜0.5mm | 〜0.3mm | フィラーでクラック埋め+上塗りで保護。一般的な組合せ |
| 厚膜型弾性(複層仕上げ) | 0.4〜1.5mm | 〜1.0mm | 凸凹模様仕上げ。大クラック追従性が高い。費用も高め |
国土交通省の「建築工事標準仕様書(JASS 18)」では外壁の塗装仕様ごとに下塗り・中塗り・上塗りの材料規定があります。横浜市内の一般的な戸建て(モルタル外壁)では微弾性フィラー+シリコン上塗りの組み合わせが最もコストバランスに優れています。
横浜市のモルタル外壁クラック診断
外壁診断士が現地でクラック幅(0.2mm・0.3mm基準)・深さ・パターンを確認します。横浜市は地震活動が多く(相模トラフ周辺)、構造クラックと乾燥収縮クラックの区別が重要です。
クラックの種類と対処法
- ヘアークラック(0.1mm未満): 表面の経年劣化によるもの。微弾性フィラーで対応可能
- 軽微なクラック(0.1〜0.3mm): シーリング材充填またはUカット補修後に塗装
- 中〜大クラック(0.3mm超): Uカット(削り取り)→シーリング充填→厚膜弾性塗装。費用が増加
- 構造クラック(斜め方向・貫通): 耐震診断が必要。塗装だけでは解決しない
横浜市は相模トラフに近く、地震による構造クラックのリスクが他の地域より高い傾向があります。1981年以前の旧耐震基準建物では、外壁診断と合わせて耐震診断(横浜市では無料診断制度あり)の検討をお勧めします。詳細は横浜市公式HPでご確認ください。
横浜市のモルタル外壁診断 — クラック診断無料
クラックの深さ・種類を専門家が診断。弾性塗料の最適プランを無料でご提案します。
弾性塗料施工の流れ
弾性塗料施工は、クラック補修→高圧洗浄→乾燥→下地調整(フィラー)→中塗り→上塗りの順で行います。クラック補修を省略した施工は雨水侵入の根本解決になりません。
- 外壁診断・クラックマッピング: 全クラックの幅・位置を記録。0.3mm超は個別補修対象
- 高圧洗浄: 150kgf/cm²前後でチョーキング・汚れ・藻を除去。乾燥1〜2日
- Uカット・シーリング補修: 0.3mm超のクラックをグラインダーでU字に削り、バックアップ材+変成シリコーンで充填
- 微弾性フィラー塗布(下地調整): ローラー2回塗りで微細クラックを埋め平滑化
- 上塗り(弾性シリコン等)2〜3回塗り: 塗料グレードに応じた塗布量を確保。気温5℃以上・湿度85%以下を厳守
- 点検・タッチアップ・保証書交付
横浜での費用目安(2026年5月時点)
30坪モルタル外壁への弾性塗料施工は70〜110万円が横浜市での目安です。クラックの数・深さによって補修費用(10〜30万円)が追加されます。
| 仕様 | 費用目安(30坪) | 備考 |
|---|---|---|
| 微弾性フィラー+シリコン上塗り | 70〜95万円 | 標準的な弾性施工。軽〜中度クラック向け |
| 厚膜弾性複層仕上げ | 85〜120万円 | 大クラック・凹凸補修が多い場合 |
| Uカット補修追加(中〜大クラック多数) | +10〜30万円 | クラック数・深さで変動 |
横浜市内で弾性塗料の施工を依頼する際は、クラック補修の内訳が見積書に明記されているかを確認しましょう。「外壁塗装一式」とだけ記載されている見積書では補修の有無が不明です。詳しくは見積書の読み方・チェックポイントをご覧ください。
弾性塗料の注意点(膨れ・通気)
横浜の高温多湿な夏に弾性塗料が膨れることがあります。施工前に外壁の含水率測定、透湿型弾性塗料の使用、十分な乾燥期間確保が重要です。
外壁内部の水分が夏の高温(35℃超)で気化し、弾性塗膜の外側に圧力がかかってブリスター(膨れ)が発生することがあります。対策として①施工前に含水率計で外壁の含水率を測定(塗装可能は通常8%以下)、②高圧洗浄後に十分な乾燥期間(晴天3〜5日)を確保、③透湿型弾性塗料(水蒸気を通過させる)の選択、④通気工法対応の下地処理が効果的です。
信頼できる業者は施工前に含水率測定を行い、数値を記録として残します。横浜市内での施工業者の選び方については業者選びのポイント(建設業許可・技能士確認)をご参照ください。
よくある質問
弾性塗料はゴム弾性を持つ樹脂(ウレタン・アクリル弾性等)を配合し、外壁のひび割れに追従して塗膜が伸縮します。厚膜型は0.4〜1.5mmの厚い膜を形成してクラックをブリッジ(橋渡し)することで雨水侵入を防ぎます。通常塗料は薄い膜(0.05〜0.15mm)でクラックへの追従性は低いです。
横浜市での30坪モルタル外壁への弾性塗料施工は70〜110万円が目安です(税込・足場・クラック補修込み)。クラックの数・深さ・広さによってUカット補修・シーリング充填費用が10〜30万円加算されます。
0.3mm超のクラック(中〜大クラック)は雨水が外壁内部に侵入し、躯体の腐食・鉄筋の錆・断熱材の劣化を招きます。横浜市は年間降水量が多く(約1,800mm)、放置すると劣化が加速します。また築20年超の旧耐震建物では構造クラックの可能性もあるため、早めの専門家診断が重要です。
弾性塗料は厚膜で通気性が低いため、外壁内部の水分が夏の高温で気化し膨れ(ブリスター)が発生することがあります。横浜の夏は高温多湿なため、透湿型(通気性のある)弾性塗料や、下地調整で含水率を十分下げてから施工することが重要です。
横浜市のモルタル外壁・弾性塗料 — 無料診断受付中
クラック診断から弾性塗料施工まで一貫対応。1級塗装技能士が無料で現地診断します。